問題9 介護保険における第1号被保険者の保険料について正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 保険料率は、毎年度改定しなければならない。
2. 年額18万円以上の遺族厚生年金受給者は、特別徴収の対象となる。
3. 年金を受給していない者は、市町村民税に合算して徴収される。
4. 世帯主は、普通徴収の場合には、その世帯に属する第1号被保険者と連帯して納付する義務を負う。
5. 保険料減免の対象者は、政令で定められる。
【解説】
1. 保険料率は、毎年度改定しなければならない。
→✖
第1号被保険者の保険料率は、3年に1度設定される。
ちなみに、現在は23%で平成30~32年度の3年間である。
2. 年額18万円以上の遺族厚生年金受給者は、特別徴収の対象となる。
→○
特別徴収と普通徴収
特別徴収
年額18万円以上の公的な老齢年金(または退職年金)、遺族年金、障害年金を受給している第1号被保険者の保険料は、年金保険者が年金から天引きして市町村に納入する。
普通徴収
老齢年金等の額が年額18万円に満たない者等は、市町村が第1号被保険者に納入通知書を送付して保険料を徴収する。
特別徴収
年額18万円以上の公的な老齢年金(または退職年金)、遺族年金、障害年金を受給している第1号被保険者の保険料は、年金保険者が年金から天引きして市町村に納入する。
普通徴収
老齢年金等の額が年額18万円に満たない者等は、市町村が第1号被保険者に納入通知書を送付して保険料を徴収する。
3. 年金を受給していない者は、市町村民税に合算して徴収される。
→✖
普通徴収になる。
ちなみに、保険料の全額免除は認められていません。
4. 世帯主は、普通徴収の場合には、その世帯に属する第1号被保険者と連帯して納付する義務を負う。
→○
第1号被保険者の配偶者および世帯主に、保険料の連帯納付義務が課せられる。
5. 保険料減免の対象者は、政令で定められる。
→✖
保険料の減免や徴収猶予の具体的事由・条件は市町村の条例で決められる。
古賀和代
MEMO
被保険者の保険料は、毎年出題されていますね。
テキストで勉強し、過去問で問題にチャレンジすることで
今後も点数が取れる単元だと思います。
【解答】…2・4
中央法規ワークブック2019 P97~記載