第23回 介護支援専門員実務研修受講試験
2020(令和2)
【介護保険料】
問題11 介護保険料について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 普通微収による第1号被保険者の保険料については、その配偶者に連帯納付義務がある。
2 第1号被保険者の保険料に係る特別微収は、社会保険診療報酬支払基金が行う。
3 国民健康保険に加入する第2号被保険者の保険料は、都道府県が微収する。
4 所得段階別定額保険料の所得区分は原則として9段階であるが、市町村の条例でさらに細分化することができる。
5 第2号被保険者負担率は、市町村が条例で定める。
1 普通微収による第1号被保険者の保険料については、その配偶者に連帯納付義務がある。
→○
普通徴収
・老齢年金等の額が年額18万円に満たない者
・市町村が第1号被保険者に納入通知書を送付して保険料を徴収
・保険料の納期は、市町村の条例により定める
・生計の同一性等が着目され、第1号被保険者の配偶者および世帯主に、保険料の連帯納付義務が課せられる
・普通徴収の収納の事務は私人(コンビニ等)で介護保険料の支払いができる。
2 第1号被保険者の保険料に係る特別微収は、社会保険診療報酬支払基金が行う。
→×
社会保険診療報酬支払基金ではなく、年金保険者が年金から天引きして市町村に納付する
特別徴収
・年額18万円以上の公的な老齢年金(または退職年金)、遺族年金、障害年金を受給している第1号被保険者
・第1号被保険者の保険料は、年金保険者が年金から天引きして市町村に納付する
3 国民健康保険に加入する第2号被保険者の保険料は、都道府県が微収する。
→×
第2号被保険者が負担する保険料は、各医療保険者が徴収する。
ちなみに
それを一括して支払基金(社会保険診療報酬支払基金)に納付し
保険者へ交付する。
(介護給付費交付金・地域支援事業支援交付金)
4 所得段階別定額保険料の所得区分は原則として9段階であるが、市町村の条例でさらに細分化することができる。
→○
その通りです。
5 第2号被保険者負担率は、市町村が条例で定める。
→×
国が定める。
3年を1期 2018~2020年度(第7期)
第1号被保険者→23%
第2号被保険者→27%
Point
特別徴収・普通徴収
介護保険料については
例年出題されています。
プラス1点の問題ですね。