第23回 問題10 通所サービス

第23回 介護支援専門員実務研修受講試験 

2020(令和2)

【通所サービス】

 

問題10 通所によるサービスについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 指定地域密着型通所介護では、機能訓練を行う必要はない。

2 指定介護予防通所リハビリテーションでは、医師等の従業者により介護予防通所リハビリテーション計画の実施状況の把握が行われなければならない。

3 介護予防・日常生活支援総合事業における通所型サービスは、市町村の保健・医療専門職による運動器の機能向上に限定して実施される。

4 共用型指定認知症対応型通所介護は、指定認知症対応型共同生活介護事業所の居間や食堂を活用して行うことが認められている。

5 指定療養通所介護は、難病等を有する重度要介護者又はがん末期の者のうち、常時看護師による観察が必要なものを対象者とする。

 

 

 

 

 

 解説 

1 指定地域密着型通所介護では、機能訓練を行う必要はない。
→✖
利用定員が19人未満の通所介護ですね。
具体的取扱方針には
常に利用者の心身の状況を的確に把握しつつ、相談援助等の生活指導、機能訓練その他必要なサービスを利用者の希望に沿って適切に提供すると明記されています。

 

 

 

2 指定介護予防通所リハビリテーションでは、医師等の従業者により介護予防通所リハビリテーション計画の実施状況の把握が行われなければならない。

介護予防通所リハビリテーションも医師が必要性を認めた者に限る。
介護予防通所リハビリテーション計画の作成は
医師および理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の従業者
サービスの実施と記録、再評価
介護予防通所リハビリテーション計画に従ってサービスを提供し、その実施状況と評価を記録した診療記録を作成する。

 

 

 

3 介護予防・日常生活支援総合事業における通所型サービスは、市町村の保健・医療専門職による運動器の機能向上に限定して実施される。
→✖

サービス種別 内容 サービス提供者
①通所介護 介護予防通所介護と同様 通所介護従事者の従業者
②通所型サービスA ミニデイサービス 主に雇用労働者とボランティア
③通所型サービスB 体操・運動等、自主的な活動の場 ボランティア主体
④通所型サービスC 機能向上や栄養改善、口腔機能向上等 市町村の保健・医療の専門家

 

 

 

 

 

4 共用型指定認知症対応型通所介護は、指定認知症対応型共同生活介護事業所の居間や食堂を活用して行うことが認められている。

認知症対応型通所介護は、
・併設型・単独型・共用型の3つの類型に分かれている。
共用型は
認知症対応型共同生活介護事業所の居間や食堂を活用して行い
共同生活住居ごとに1日あたり3人以下である。

 

 

 

 

5 指定療養通所介護は、難病等を有する重度要介護者又はがん末期の者のうち、常時看護師による観察が必要なものを対象者とする。

全くその通りです。
利用定員は18人以下

 

 

 

 

 

解答…2・4・5

 

古賀和代
古賀和代

Point
介護支援分野で
事業者が問われましたね。

多くの知識が問われていますが

決して難しい問題ではなかったと思います。

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